高級車ってまず鍵からカッコイイよね

いまはインターネットで検索すれば何だってみることができる時代です。自宅に居ながら世界旅行、最終的には宇宙旅行ができるようになるまで本当にあとわずかなのかもしれません。
自動車のカギは、そのクルマのオーナーにのみ持つことが許されるものでした。初めて乗ったクルマのカギを手にしたときの感動や、そのクルマを乗り換えたとき、メーカーまで変わるとカギの形状がまったく違って驚いたという体験を持っている人も多いかもしれません。

自動車のカギは、それが高級車のものであればなおのこと、ある種のステータスシンボルとして受け止められていました。誤解を恐れずに言えば水戸黄門の印籠のような存在であり、ある意味で「権威の象徴」でもあったというわけです。バラエティー商品として、高級車のカギの形状を模した文房具やUSBが販売されています。一見するとまさにその高級車のカギですが、当然のことながら高級車たるクルマは存在しませんし、もちろんカギとしては使用できません。

それでもそうしたものが商品として成立しているのは、たとえそれがジョークだとしても、一種のシンボルだからでしょう。冷静に考えれば自動車は乗って走るための道具であり、安全で快適であればどのようなカギを使用していてもよさそうなものですが、多くの高級車のカギは、確かに高級感を持ったものが多いことは間違いありません。そしてだからこそ先述のようなジョーク商品が生まれるわけです。
フェラーリもベントレーも、アストンマーチンもランボルギーニも、おおよそ大半の高級車のカギは「これぞ」という高級感を持ったデザインを有しているのです。

つまり自動車とは単なる乗り物という道具以上のものであり、そこに関わる部品は細部までそのステータスを表現していなければならないのでしょう。高級車が一種のブランドとして成立していることが、如実に反映された結果がスタイリッシュなカギであるというわけです。